アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」     FDAが承認

2023年1月7日、エーザイ株式会社と米国BIOGEN(バイオジェン)が共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」がFDAに迅速承認されたことが発表されました。

特例措置による公的保険適用が制限されない形での承認をFDAに申請していました。今後速やかなフル承認達成に向けて全力で取り組むとコメントされています。

日本、欧州でも2023年度中の承認取得を目指すとの事です。

LEQEMBI[レカネマブ]

今回の「レカネマブ」は早期のアルツハイマー型認知症患者を対象とした新薬です。病気の原因とされる脳内に蓄積した異常なタンパク質「アミロイドβ(ベータ)」がたまる前に取り除くことで神経細胞が壊れるのを防ぎ、病気の進行そのものを抑制する効果が期待されています。
「標準治療と比較して疾患の進行を平均約3年遅らせると推定される」とされています。